トレチノイン使用による肌トラブル

トレチノインはビタミンA誘導体で、もともとはニキビのための治療薬でした。もともと体内に存在している物質のため、アレルギーなどは起こさないと言われていて、現在ではシミやシワなどを改善する効果があると言われていてとても人気です。皮膚科などで処方を受けたり、個人輸入などで購入して肌ケアに利用している人も増えてきました。しかし、医師の処方を受けずに自分でケアをする人が増えていることもあり、使用の仕方を間違えて、トレチノインを使用することで逆に肌トラブルが発生してしまうこともあるのです。トレチノインは肌のターンオーバーを促進する働きがあります。通常、人間の肌は肌の内部からだんだんと上に押し上げられていき、古い角質が肌の表面に来て、外気や細菌などから肌を守っています。寿命が来ると肌から垢として剥がれ落ちていくのですが、そのサイクルは28日~56日と言われています。そのサイクルが長すぎたり短すぎることでトラブルを引き起こします。シミ治療にトレチノインを利用する場合、新陳代謝をスムーズにすることで肌の内部に存在するメラニンを押し出してしまうのですが、ターンオーバーを過剰に促進させすぎると、まだ未熟な肌が肌の表面に出てくることで、肌質によっては炎症やほてり、皮がむけて赤くなる等の症状が出てくることがあります。また、肌の新陳代謝を加速させているため、紫外線の影響を非常に受けやすくなっています。紫外線吸収剤の入っていない日焼け止めなどを使用するようにしましょう。また、ケアのし過ぎで肌表面の角質層が薄くなってしまうことで肌の保水力が衰え、乾燥肌になったりちりめんジワのできやすい肌になってしまうこともあります。
使用上の注意をしっかり守って、肌トラブルが起きないように注意しましょう。

美白関連の医薬品は危険ではないのか

欧米などに旅行すると、どんなに現地になじんだいでたちであろうと、日本人女性は一目瞭然に分かります。それはなぜかというと、紫外線対策の仕方が徹底しているからにほかなりません。諸外国では、たとえ色白の白人であっても、日本人のようにUVを塗り込んで日傘を差し、UVウェアを着て手袋をはめ、などという女性はほぼ皆無です。それくらい日本人にとって美白は至上命題のようでもあります。そのためか、美白関連の医薬品などにまつわるトラブルなどの報告も時々あるようで、しっかりと知識を持っておきたいものです。そもそも医薬品と化粧品の違いは何かと言うと、早い話、効果効能を謳うことができるか、それに尽きます。この場合には美白関連ということなので、美白効果が厚生労働省により認められ、医薬品としての許認可が下りたということになるわけです。どういうことかというと、医療に使うことができる程度の効き目があるということで、それだけ成分の濃度が濃いということになります。おのずと、正しく使う方法を知らなければ危険なことも十分起こり得ます。それが医薬品の医薬品たる所以です。トレチノインという成分はビタミンA誘導体であり、皮膚のターンオーバーを促進することで、美白効果の認められているハイドロキノンの効果をより高めます。このトレチノインは日光による皮膚へのダメージを改善するなど、肌の再生を促す作用もあり、シミやシワなどの改善薬として、アメリカのFDAから認められています。FDAといえば日本の厚生労働省のような機関であり、いわばお墨付きというわけです。さてそうなると、残念ながら肌全体のバリア機能を低下させ、炎症などのトラブルといった副作用の懸念もあります。トレチノインは効果が高いだけに、医師の指示を聞き、慎重に使う必要があります。

トレチノインに近い成分は存在するのか

トレチノインは、正式にはトレチノイン酸といい、オールトランスレチノイン酸と呼ばれることもある物質です。これはビタミンAの一種ですが、一般的なスキンケア化粧品によく配合されているようなビタミンAよりも50倍から100倍もの効果があるとされています。それはトレチノインがただのビタミンAではなく、ビタミンAの誘導体だからです。ですから、効果的には、レチノールのようなビタミンAの成分はトレチノインと似た成分だということができますが、その効果のあらわれかたには大きな差が出来てくるということになります。そして、トレチノイン自体もビタミンAの仲間ということで、わたしたちのカラダにも身近ですし実際に血液の中にも少し含まれている成分です。よって、ビタミンAに近い、ほぼ同じともいえるトレチノインなら使用してもひどいアレルギーを起こすこともなく、安全に使用することができます。そして、そんなトレチノインとセットでよく聞かれるのがハイドロキノンという成分ではないでしょうか。なぜハイドロキノンがよくセットのようにして使用されているのかというと、ハイドロキノンは成分が近いというよりは、一緒に使うことで効果をアップさせてくれる存在といえます。トレチノインという成分は、メラニンが作られてしまっていてもそれの排出を助けてくれますし、ハイドロキノンはこれからメラニンが生産されていくのを防いでくれる効果があるので、これらをセットで使うことによって、メラニンをゆるさずまったくシミのないきれいなお肌にしていけるという効果が得られrます。
このように見ても、この種の治療をしたいならば塗るタイプの治療法としては最高レベルだといえます。